生きよう
今の会社に入ってからは、ほとんどリタリンを飲まなくて済んでる。
銀行にいたときに比べて、格段にストレスが減った状態だからだと思う。僕にはパーティションってものが重要らしい。
仕事が詰まってて、どうしても昼間に意識が飛ぶとまずいときにだけしか飲んでない。
よっぽど前前頭葉の血流が悪いのか、集中しなきゃいけないと思うと余計にシャットダウンが頻繁に起こるから、それを回避するためだけに飲んでる。
ああ、客先訪問とか、人前で症状が出るとやばいときもかな。
飲まなくても平気のがちょっとうれしい。
それに、ここ数日はすごく「生きたい」って思えるのがびっくりで。
この感覚は、ちょっと気を抜けば生きる気力のスイッチが切れてしまいそうになるため常に全力で「スイッチを入れ続けなければならない」と自分に生きることを強制させていた昔の僕からは考えられないくらいすごいことで。
一般の人から見ると寝言みたいに聞こえるかもしれないけど、死にたがりがなかなか治らなかった僕にとっては画期的なこと。
昔は自分がなぜ生まれてきてしまったのか、生きている意味はあるのかと塞ぎこんでいたというのに、生きて、もっと素敵な自分になろうって思える……なんて前向きなんだろうと自分でもものすごく驚いてる。
これは結構すごい成長かもしれない。
この調子でどんどん良くなっていくといいな。