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ROで、ギルメンのBSさんと話をしてる最中に、ネットワークの話になった。 ネットワークの力は偉大だ。 そう、マシンの向こう側には、人がいて。 0と1との数字の羅列が、電気信号のON/OFFが、僕らを瞬時につなぎ合わせる。 どうして文字を交わせるの? どうして声が聞こえるの? それらひとつひとつに疑問を持ったら、どこまでも知りたくなってしまわない? 単に道具として使うだけじゃなくて。 僕は、ネットワークの世界そのものに興味を持ったんだ。 そんな話をしたら、BSさんもネットワークに興味を持ち始めたらしい。 あ... Read More

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お姉さんからきいた、サバイバーの贋物の話。 「父親の暴力がひどくて、母親が癌で、今の仕事じゃつき15万しか稼げなくて、だから愛人なんかやってたりして……辛くて仕方なくて、彼氏に資金援助を頼んでる」 ……一見、サバイバーっぽそうに見えるんだけどさ。 こんなひとと、僕らサバイバーを同列に見てほしくないんだけど。 確かに僕は薄汚れてる、決して綺麗なんかじゃない。だけど、こんな汚い女と同じだと思われると、腹が立つの。 この女の彼氏、サバイバーと贋物の区別がつかなくて、女に貢いじゃったらしい。 しかもそのひと、実は... Read More

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お姉さんの話で泣いちゃったこと、ある人に、話す機会があった。 「嬉しいのとかそういうの、共有できるってことは、その人はもう、家族みたいなもんやからな」 ……お姉さん、僕ね、また泣いちゃったよ。 泣き虫でごめん。 でも、とてもたくさん、声をあげて泣いたから、こころが少し、楽になれた気がする。 左の小指にはめた、買ったばかりのヘマタイトの指輪が、僕に力をくれたのかもしれない。 そしてメールボックスには、meouさんから1年ぶりのメールが届いてた。 少し元気を取り戻せた。 いいことは、続くんだね。 みんな、あり... Read More

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お姉さんから、メッセージが飛んできた。 ねえ、お姉さん。 お兄ちゃんのために、どうしてそんなにまでして自分を犠牲にするの? 僕は悲しくて、悲しくて。いかにもサバイバーらしい選択に、涙が止まらなくて。 だから、親にメールを書いているという話を聞いたとき、思うことを口にした。 お姉さんの現状を伝えて、心身ともに限界であることも伝えて。 どうせ返事は無視されるだろうから、メールを出したら、どこかへ逃げちゃいな? カバンひとつでどこへでも飛べるくらい、お姉さんは身軽なはずでしょう? そしたら、お姉さん、少し考え方... Read More

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家族のために、自分を犠牲にできますか。 自分の幸せを、諦めることができますか。 常に全力で、生き続けられますか。 振り返ったり、立ち止まったり、休んだり、楽して半分の力でなんて、許されないのです。 生まれた時から、ずっと独りで、全力で、全力で。 「自分」を殺して、ないものとして、全力で走りつづけて。 夢にまで見た幸せを、何度となく手にいれるチャンスがあっても。 それらすべてを諦めて、家族のために生きられますか。 サバイバーには、ごくごく普通のちっぽけな幸せを、願うことはおろか、夢見ることすら許されないので... Read More