早々に
朝出社してみると、早々にPMの死体が転がっていた。見事なデスマーチっぷり。
昨日の打ち合わせ直後から徹夜でフライング設計していたから、無理もないこっちゃ＠＠
PMの神速コーディングは半端なく、通常の３倍は余裕で超えるスピードでもりもり組み上げる。
PMの面白いところは、常にしゃべりながら開発すること。
常に「楽勝」「余裕」と口にすることで自分に言い聞かせ、テンションにまかせて開発、見事出来上がったときは「素晴らしいね！」
どっかで見たような気合の入りようがすごい。俺はやるぜ俺はやるぜ俺はやるぜ。←わからない人は「動物のお医者さん」のシーザーを見よ！
「やっぱ業者なんか使わず、自分で書くべきだったなぁ。
最初から今のメンバーでやってりゃ楽勝だったよこんなの」とPMは言っていた。
今回、PMは営業活動に専念したかったため、業者を使ったそうで。
「たぶんあの業者は、大手でしか組んだことがないんじゃない？」
ウチの会社は割とニッチな方向で頑張っているので、客が次々と繰り出してくる仕様変更や無理難題を柔軟な対応と称した仰天発想やパワープレイで乗り切ることなどまあ日常茶飯事なんだけど、大手の人ってそりゃもう仕様どおりにガチガチのシステムを組むんだとかPMが言ってた。
「そんでもって、たとえ出来上がったモノを見た客が『これは違う』と言っても『いえ、仕様書どおりですから』と言って仕事した分はきっちり請求し、さらに『仕様変更になる場合は追加料金をいただきます』てな感じでダメ押しするみたいな」
だから、あんな制約でガチガチな、トリガがガチャガチャうるさい、ストアドであれこれデータ操作するようなメンテしづらいことこの上ない意味不明なDBを設計してしまうのだろう。
「それじゃ客の要望には応えられんよ。
たとえば、部屋の中にあるコンセントにプラグを刺したい、という要求が客からあったとする。
なのに、あの業者は部屋のあちこちにコードを引っ張りまわしてんのよ。
どう思う？
いやまぁ確かにコードを踏まないようにとか言いたいことはわかるけどさ。
客からすりゃ、すぐそばにあるコンセントにプラグが刺さりゃそれで充分なのよ？」
故にPMは、無駄に長いコードは書かないんだそうな。
「だってそんなたくさん書きたくないもん！」
ごもっとも。それが正しいかどうかはさておき。
＃やっぱプログラマはみんな面倒臭がり屋なのかなｗ
PMの今回の作戦をみていると、なんだか数年前にマイミクのmeouさんや"The Internet Carpenter" TANABEさんと一緒に仕事していた頃を思い出した。
TANABEさんやmeouさんって、ユーザが「こんなこといいな、できたらいいな」とか言ってることをふんふんと聞いて、まさにそれって感じのツールを作っちゃうひとたちだったから。
まるでドラえもん。
改めて、プログラムが書けるっていいなぁと思った瞬間。
だってプログラムってよくわかんないんだもん。
さて、そんなプログラムオンチな僕がVBAの次はSQL文やC#なんかをやることになりそうですよっと。
ねえ、１週間しか余裕のないプロジェクトに、プログラムオンチがいて大丈夫なの？ なのなの？？？