今日は客先

例のトンデモシステムの第二次デモンストレーションであります。

ええと、あのシステムがどうなったかというと。
~前回までのあらすじ~
とある会員管理システムを、外注業者へ開発委託。
仕様書はすばらしい出来だったのです。たとえるならば、それは見事なおせちのカタログのような。
で、出来上がったものを見てみたら、確かに重箱は立派なのですが、中身が飴玉ひとつしか入ってねぇ!といわんばかりのお粗末なシステムが……orz
テストするたびぐんにょりするような果てしなくできの悪いシステムですが、差し戻し→再テストを繰り返し、ちょっとずつマシにはなってきました。
しかし、もう締め切りが。どうにも伸ばせないところにきていて。
仕方なく、業者に最後まで開発させるのをあきらめ、当社で開発を続けることになったわけですよ。

うん、まあ、その後ですがね。
さらにおせちにたとえていきましょう。
作られた重箱に僕らがそろえたおせちの中身をつめていくわけですが、これ、重箱の設計間違えたんじゃないの?と思うくらい、中身の量と重箱のサイズがあってないわけです。
栗きんとん入りきらないよ? いりどりもっと減らすんですか?! だしまきたまご一切れって本気!? 黒豆入れるスペースがありません!ってなもんです。
なのにね。この重箱、余計なところにばっか手をかけてあるわけですよ。
なんか頼んでもないのに貝細工が……とか、金の蒔絵がほどこしてあるんだけど……とか、これめちゃくちゃ高級な漆塗り……とかね。
いやね、重箱を見る人もいると思うんだ。
でもね、たいていのお客さんは、おせちの中身を重要視しないかぃ?
金の蒔絵より紅白かまぼこ、貝細工よりたつくりだべ?
ぶっちゃけ、重箱はプラスチックにプリント模様で充分だべさ! こんな高級な重箱、2段→3段にするのが大変だってばよ!
そんでもって、ろくに中身も詰めてきやしないで業者は金だけ請求してくるわけですよ。アホとちゃうかと。
で、いま、僕らが必死こいて業者のケツもってるわけです。くすん。

そして客先。
せっかく組み上がったシステムが、開発環境と微妙に違って動かないであります……orz
なんでこんな融通のきかないつくりにしたんだあの業者は……orz
6時間かかって、現地修正、動作確認。
これでもまだ未実装項目がいくつか……@@
ああっ、昆布巻きはもうちょっと待ってください!みたいな感じですかね@@
客先から戻った後は残業せずに帰宅。
いつの間にか眠ってしまうほど疲れていたみたい。

IT

Posted by CINDY