幸せを感じることのできる、こころ

半年くらい前に比べると、だいぶプラスの感情が戻ってきた気がする。
うれしいってどんな感じか、
楽しいってどんな感じか、
少しずつ思い出せてきたような。
ただマイナスの感情だけしか理解できない状態からは、幾分回復した感じがする。

しかし、
うれしいと感じることも、
楽しいと感じることも、
なんとなく思い出せてはきているけれど、
どこか他人事のような感覚が否めない。

はたして本当に僕はそう感じているんだろうか。

悲しい記憶は、
辛い記憶は、
痛みや苦しみは、
思い出したくなくても
まるでつい今しがたのことのように
当時の感情ごと鮮明に蘇って
息もできないくらい
心臓が止まりそうなくらい
胸の痛みと血の逆流で目の前が真っ暗になるほど
見事にフラッシュバックしてくれるのに、

うれしい記憶や、
楽しい記憶を、
なかなか思い出せないのは、なぜだろう。
なにがあったか思い出せても、
どんな気持ちだったか思い出せないのは、なぜだろう。

僕が日々を記憶に残すのは、忘れてしまうからだ。
書きとめておかないと、みんな忘れてしまう。
でも、マイナスの感情に結びつく記憶だけは、色も音も匂いも温度も全て正確に再生される。
この記憶に日記は要らない。
なのに、プラスの感情につながる記憶は、とんと思い出せない。
日記を読んでも、思い出せないことが多い。
うれしそうな楽しそうな記述があっても、当時の感情が蘇ってこない。

まさか。

どういう状態が、うれしくて、
どういう状態が、楽しくて、
どういう状態が、幸せか、
僕は知らないんじゃなかろうか。

教科書をで覚えた単なる知識の状態になってないか?
とりあえず周りに合わせて笑っているだけなんじゃないか?
だから思い出せないんじゃないか?

どうして、わからないんだ?
幸せになりたいんじゃ、なかったのか?

「幸せを手に入れるんじゃない。
幸せを感じることのできる心を手に入れるんじゃ」 甲本ヒロト

僕に一番必要なものは、きっとこれだろう。
AC克服の上で、最終目標のひとつかもしれない。

AC

Posted by CINDY