旅路の途中で
今日は家族旅行の日。
状況が状況なだけにあまり楽しめない気がするけれど。
現地の最寄駅で家族と合流予定。
鈍行にゆらりゆられていたら、昔住んでいた街に電車が止まった。
二年も住んでいたから、いろいろと思い出して懐かしくなった。
相変わらず記憶力の低い僕の脳味噌だけれど、それでもいくらか思い出した。
あれから二年半、駅前も変わったのだろう。
そうこうしているうちに電車が次の駅に向けて走り出した。
この先何度引っ越すのだろうか。
行く先々に、小さな思い出。
頭をよぎる、デラシネのうた。