ケンカを避ける理由。

僕は口論、特に1:1の口喧嘩というやつが大の苦手で。
A故か、話をするうち聞くうち、自分がなにを言いたいのか、相手がなにを言っているのか、ひいてはいまなにを話しているのかさえもわからなくなるほどひどく混乱して、結局黙ってしまうから。
ひどいときはかんしゃくを起こして話し合いを中断というより強制終了し、その先を話し合うことを放棄する。もちろん、そんなことをするので自分が悪いことになるけど、かまやしない。
オーバーフロー状態になった場合が特に悲惨で、上記に加えて脳内にシャッターが下りるため、相手の言葉は全くといっていいほど耳に入らない……。
これがチャットでも同じことになる。つまり、リアルタイムにあれこれ情報が飛び交うと大混乱になり以下同文。
混乱しながらも自分の言いたいことを整理しようと思うと、テキストエディタと長い時間が必要なほど。
ケンカの最中に突然黙ってPCに向かったりしたら、普通の人ならキレるよね。無視すんのか、こっち向いて喋れ!みたいな。
独りじゃ言いたいことも言えずに終わるため、僕の意見を代弁する第3者の介入がないと、大事な話もまともに話し合えないというなんとも情けない子。
僕がよく悩みを友人に相談するのは、話すだけ話して状況を整理してもらったり、自分の意見がわからなくなってしまうので意見をもらうことで位置を再確認したりと独りではなかなかうまくできないことをいろいろと手伝ってもらうという……それくらい独りでできんのか、お前は今年でいくつなんだよまったく、みたいな。
だから、できるだけケンカをしたくないので、ケンカの種になりそうなことを思っても、すべて飲み込んでおくびにも出さず。
ケンカになりそうなときは自分が退き、全部自分が悪いことにして頭を下げ、意見の衝突を避けるようにしてきた。
僕が我慢すれば、限界が来るまでの間は平和で過ごせるし。
今回もできればそうしたかった。
でも、いつまでも逃げてちゃダメだと言うことで、長い時間考えて。
いざ言う段になって、まだまとまらないからさらに時間をもらってテキストにまとめて。
いつもみたいに逃げないで、ちゃんと自分の思っていることを伝えた。
相手が理解を示してくれていることに、僕は感謝しなくては。
大事な話だからと、僕が考えている間中ずっと、貴重な時間を割いてまで待ってくれた。寝る直前だったのに。
なにもまとめなくても、ちょっとずつでいいから言えばいいとも言ってくれた。
そこまでして僕の言い分を聞いてくれるひとは少ないから。
結果、短いながらもお互いの意見を出し合えた。
ちゃんと話し合えたのは、何年ぶりだろう?
ありがとう。

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Posted by CINDY