クロックワークス

朝がきた。
朝食を作り、食べる。身支度を整える。
靴をはき、ドアを開けると、鬱との戦いが始まる。

虚無虚無虚無虚無虚無虚無虚無虚無虚無虚無――空虚しさで中空な僕のこころがつぶれる。どうにもならないほどの脱力感。

ボクハイッタイナニヲシテイルンダロウ。
この仕事はなぜ僕のところに回ってくるんだろう。ああ、でもそういえば、そもそもの僕の仕事ってなんだっけ?
目の前の作業を、処理していく。でも、要領が悪いから計画的に処理できない。
こんなことよりもっと重要でやらなければならないことはたくさんあるはずなのに、さらに新しい作業が発生し、片っ端から忘れていく。
なにもする気が起きない時間が、長くなってきた。どんどん遅れる出社時間。
コンナノジャ会社ヲくびニナッチャウヨ。嗚呼、ソシタラコノ先、ドウヤッテ生活シテイコウ?
そうならないように、ここで頑張らないといけないのに。
「いやになったらいつだってかえってきてもいいんだからね」
だからって実家には帰る気もない。帰りたくないから。第一帰れない。
トラウマを回避するために、友達や大事なものまでおいてきた。
これからずっとひとりで頑張っていかなきゃならないの。
デモモウソレモ、無理ナノカモシレナイ。
心労。どうしようもない疲れ。たった1分でどうにもならなくなるほど。
助ケヲ呼ンデモ誰モコナイヨ、ダッテ誰モイナインダモノ。
ひとりでどうにかするしか、ないの。
でも、どうやって?
答えなんかどこにもないから。

misc

Posted by CINDY