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それなら、僕じゃなくてもいいよね。 僕じゃなければダメなことって、ある? ……そんなカンジで。 僕は、人間なので。マシンではないので。ロボットではないので。 外の空気を吸って帰ってきた僕は、それに気づきました。 ハートのレベルで、必要としあえることが、重要だと思ったから。 僕みたいに愛情不足でどうにもこころが幼稚なヤツは、釣った魚に餌はやらないようなことをされると、ダメなのです。 それ以外にも外的要因が、いくつもいくつも重なって。 そういうことです。 ... Read More

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そして泣かせてしまった。 僕が、親兄弟に対して配慮が足らなさ過ぎるからだ。 親はいつも僕を心配してばかりいるようで、僕がいないといつも両親と弟とで僕の話ばかりするらしい。 僕が家にいたくないのは、家に居場所がないから。 家にいても、楽しいと思うことがないから。 でも、僕が家にいない間、親は僕のことが心配で仕方ないらしい。 帰る時間に電話を入れろと言われても、その気は起きない。 ……昔、夜遅くに帰っては親に叱られてばかりいたから、電話をすると叱られるという心理が働いてしまうのだ。 普通ならできて当たり前のこ... Read More

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……親に泣かれた。 いままで、親が死んだときに涙を流せるかどうか、ずっと疑問に思っていた。 でも、いまなら、流せるような気がする。 親は、幼い僕を放置していたことを、後悔していた。 僕らがまだ幼かった頃、親の会社は世間様とは景気が逆転していた。親は僕らのために必死になって働いていた。 そんな中、保育園の頃から既に問題児であった弟と比べて比較的「よいこ」で聞き分けのよい僕は、手がかからないため、あまりとやかく言われなかった。 でも、僕は、弟ばかりが家族から親戚から可愛がられる姿を、ずっと見てきた。 家族の目... Read More

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親に言われた。 「アンタは親に感謝したことあるの? 本当に薄情だね」 親に可愛がられた記憶が薄い者に、感謝の念が解せるはずもなく。 やっぱり、実家にも居場所はない……。 まるで僕は、いない方がいい存在みたくて。 僕は、どうすればいいんだろう。 僕の居場所は、どこにあるんだろう。 僕を理解できるひとは、どこにもいないんだろうか。 ……悲しい。 頭に去来するのは、マイナスな感情ばかり……。 いまは、なにを考えても全ての思考が自己破壊へと行き着いてしまう。 誰か助けて。 でも、救いの手など、どこにもない。 どこ... Read More

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……壊滅的な欠点が、発覚してしまいました。 魔法使いは、自分で自分に魔法をかけられないのです。 自分が落ち込んでしまったときは、やはり誰かに魔法をかけてもらうしかないのです。 ……思い切り、誰かに甘えたいです。 でも、自制がかかってしまって、いつもできません。 「甘え系のキャラだ」とも言われるのですが、できないんです。 僕が甘えたいと思うひとたちは、いつもすごく遠いところにいます。 近くにいるひとは、みんな、僕を心ゆくまで甘えさせてはくれません。 みんな僕を知りすぎていて、僕の悪いところを知っているからで... Read More