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僕は 「当たり前」になるのがこわかった 「当たり前」になるのが嫌だった 「当たり前」に成り下がった僕の上で胡座をかかれると 消えちゃいたくなっちゃうんだ 吹けば飛ぶような なけなしの自分の意味と価値と重みが 地に落ち 踏み潰され 粉微塵を通り越し どこにも無くなるような そんな痛みが全身に走るから 誰か僕を見ていてください ぎゅっと捕まえててください 僕が今すぐ消えてなくならないように 僕が要らない子でないことの証明がほしいのです ... Read More

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3ヶ月前。 僕は長らくお世話になった部屋を出た。 そして今日。 部屋の主が、栄養失調で倒れていたことを知る。 あの部屋は、もう引き払ったそうだ。 今は実家だとか。 勝手に部屋を出てこういうのもなんだけれど、どうぞお大事に。 要らぬ心配、よけいなお世話だサバイバー。 なんでこうも気にしちゃいますか。 なぜだかなんだか、他人事じゃない気がしちゃうのは。 もう、しょうがないのかね。 それが僕らの性分ですか。 いいんだか悪いんだか、悩むところです。 ... Read More

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飴玉は、おいしいけれど。 ないものは、あげられない。 互いにない飴玉を、ほしがってないかと、夜姉に言われたことがあった。 飴玉も、いろんな味があって。 すっぱいかもしれないし、苦いかもしれない。 無理して舐め続けなくても、吐き出すこともできると、瑞穂さんに言われたこともある。 そんな僕は、もらった飴玉をすぐに食べてしまう。 あまり舐めもしないうちに噛んでしまったり、丸呑みにしてしまったり。 もらった瞬間は、飴玉ひとつでとても満たされた気分になれるというのに。 しかしそれも刹那の幸せ。 一瞬で消えてしまう「... Read More

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お姉さんが久々にリスカしたと聞いて。 僕は非常に悲しくなって。 やっぱり、泣きました。 子供に、妹に、甘えすぎだと思うよ。お姉さんの家族は。 ... Read More

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母親が、部屋に来た。 思い切り泥酔し、好き放題暴言を吐き散らしてくれた。 ああ、こんな人に育てられたのでは、僕はアダルトチルドレンでも仕方ない。 そう思った。 なんとなくだけど、諦めがついた気がする。 おかげさまで、僕はかつての自由を取り戻せるかもしれない。 親兄弟は、僕を束縛する鎖にすらなりえないのだから。 そう悟ることで、家族という存在はさらに僕から遠いものとなったけれど。 ... Read More