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僕は 気が利く面倒見のいいお姉様 落ち着いた良識あるオトナの女性 しっかり者で頼りがいのある人 独りでも生きていける強い子 好き勝手自由気ままに生きてる楽天家 そのいずれでもありません。 そこをわかってくれてるのはちぃちゃんとかごく少数の人だけなんだよなぁ。 なんでこうも、勘違いされてしまうんだろう。 司さんが「自分を卑下していても自分に正当な評価はしてほしくて、持ってる能力で全力出して頑張ると、そういう評価になってしまうんじゃないだろうか」という話をしてくれた。 自分がどうありたいかっていうのは、他... Read More

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昨日、神那ちゃんがごはんをつくってくれた。 お泊りの後、ふたりで中野に行って、楽しく過ごして。 部屋に帰ってきて、そのごはんの残りを見つめてたら、なんか涙が出てきた。 ちぃちゃんちに行くと、ちぃちゃんにごはん作ってもらったりいろいろしてもらっちゃうんだけど、お泊りのとき夜中泣いたことがあるんだ。 お世話してもらえると泣いてしまうのは、なぜなんだろう。 僕の部屋は、不在時はいつも最低ひとつ灯りをつけたままにしておいてある。 帰ってきたとき真っ暗だと鍵穴が見えないってのもあるんだけど、部屋が暗いと幼い頃に真... Read More

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僕は犬か猫かと言えば犬っぽいとよく言われる。 いろいろあって、猜疑心の強くなっている僕は、なかなか他人を信用できずにいる。 しかし、信頼できる人だと確信を持てた相手のことは、信じ貫く。 羊の皮をかぶった狼ならぬ「猫の皮をかぶった犬」だなと。 ちなみに僕は猫のほうが好きだ。 だから失敗続きなのかもしれない。 ... Read More

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いままで、叔母は暴力を振るったりする叔父が嫌いだから家を出て行くと言い出したんだと思ってたんだけど。 そうじゃない。 葬儀に出てわかったよ。 叔母は、あんなにいっぱい泣いていたもの。 そして母親から、叔母はあの家を出て、叔父とふたりで暮らしていこうと思っていたと聞いたもの。 じゃあなぜ出ようとしたの? ……原因は叔父の両親だ。 僕が葬儀で見ただけでも、叔父の母親の言動が異常だった。 思ったことをなんでもすぐ口にする、叱られると逆上し、大声でがなる。 いやまあどんだけひどかったかって言うと。 葬儀の席で「こ... Read More

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正午過ぎ、蔡場に到着。なんとか葬儀に間に合った。 黒枠に納まった叔父の笑顔。 できれば、こんなかたちで再会したくなかった。 「最近はずっと沈んでて、全然笑ってなかったから、珍しい写真だね」 従姉妹の言葉をよそに、叔父ってこんな顔だったっけかと思い返していた。 そりゃそうだ、叔父とはもう7年近くまともに顔を合わせていなかったのだから。変わりもするさ。 今年の10月は、家族と一緒に叔父と叔母を連れて、台湾で修行中の僕の弟にみんなで会いに行こうという話をしていた。 久々に会えるので、楽しみにしていたのだけれど。... Read More