丸ノ内サディスティック
椎名林檎が、好きです。
意外なことに、僕のメタル仲間も大絶賛しています。
それは、彼女が無垢だから？
僕は、彼女の歌詞(うた)に、虚言(ウソ)を感じなかったから、なのですが。
刺さるような言葉を、時にはけだるく、時には激しく唄う彼女の姿が目に浮かぶような。
これだけ売れちゃってるので、いまさら好きというのもミーハーっぽくてアレかな、と思うのですが、やはりよいものはよい、と素直に感じるこころは、曲げたくないので。
いいです、林檎。
椎名林檎「丸ノ内サディスティック」を聴いていて。
ずっとボケてたんですが、♪ラットひとつを……の「ラット」って、「ＲＡＴ」のことなんですよね。
ＲＡＴは、ギターのエフェクターです。波形を強引に削り落とし、強烈な倍音を作り出すディストーション系のエフェクターの中でもかなり派手に音を歪ませます。
しかも、ぎょいーん！というかなんというか、とにかく独特の歪みです。このエフェクターを愛用しているひとも多いと思います。特にリードギター。
だいたい、リッケン６２０はギターのこと、マーシャルは強烈な歪みを作れるギターアンプ、とくればラットは当然「ＲＡＴ」なのに！
ボケてるわ、僕。それでもギターやってたの？みたいな。
それ以前に、あのギターの音が、まんまリッケンバッカー＃６２０をマーシャルに直結して、シメにＲＡＴかけた音だったりしちゃってるとか？
あううう、わかんないよおぉ！ 昔はイロイロ聞き分けられたのになぁ。耳が退化しちゃってるよ。
ひょっとして、パカの上達度がイマイチなのはそのせいか！？
一度音楽から離れたスキにこうも耳が悪くなっていたとは。ちみりとショックです。