届かなかった言葉

一緒になるということは、楽しいことも嬉しいこともふたりで分かち合うこと。
それだけでなく、辛いことも悲しいこともはふたりで分かち合うこと。
相手の辛さ、痛み、苦しみを分かち合えていたか?
相手が口に出さなかった思いまで、察してやれたか?
答えは否だ。涙がその理由。
世の中、そうそう自分の思い通りにいくものではない。
目先の「快楽」だけを追い、そのような「面倒事」を分かち合う気などないのなら、最初から一緒にならなければよいだけのこと。
相手のすべてを受け止められないなら、側にいる資格などない。
相手を助け、護ることすら放棄するとは何様のつもりか。
一切の不利益を避け、何を求めていた?
それでいて自身の幸せのために他人を傷つけたという罪の自覚もない。
軽々しく愛を口にする前に、自身がそれを手にするにふさわしいか考え直せ。そして自身の果たすべき責務を知れ。
ここで変われなければ、また同じことを繰り返すだろう。
イメージとプライドを守るための嘘や綺麗事など聞きたくもない。そんな屁理屈に等しい言葉など。
僕が聞きたかったのは、謝罪と反省の言葉だ。
それならばまだ、赦せたものを。

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Posted by CINDY