駄菓子ってね、致死毒だと思うんですよ。
あの毒々しい色、薬品の塊。子供が食べて死にゃしないんだろうかと思うくらい。
ガキにアレ食わせときながらダイオキシン問題とかいってギャーギャーわめくなって感じです。
こちとらダイオキシン１２０％のコメ食って育ってきたんだよ。気合いが違うやね。
焼却炉ってあるでしょう？ アレってすごいんだよね、出るダイオキシンの量。ハンパじゃないの。
田舎は土地があるから、燃えるゴミは自分ちで燃やしちゃうのよね。全部。
で、それがウチの場合は自前の田んぼのすぐ横だったわけ。当然、自前の畑もすぐそば。危険危険。
『ダイオキシン？ なにそれ、正義の味方？』ってなもんです。
ついでに埋めた生ゴミの中から生えてきたカボチャも食べたりなんかしちゃってね。うひょ～。
しかし、子供の頃は気合い入ってたよなぁ。
手を洗わずにごはん食べちゃったり、床に落ちたお菓子食べたり、ドブに落としちゃったアメ玉なめたり、空中散布(ヘリで空から農薬撒くアレですね)の農薬吸い込んじゃったり。
なんかもうコワイもんなしって感じでした。実に寿命短そうなガキですね。
今どれだけできるかなぁってくらい。う～む、すごかった……。
コワイもんなしといえば、通学路だったトンネルにウジ虫が大量発生しちゃったことがあって。
壁、道、天井、至る所びっしりウジだらけ。最悪です。
遅刻しちゃうので、みんなで気合い入れてウジ虫踏みつぶして登校しました。いま思うとすごい気合い。
いい音するんですよ、また。ピチプチパチパチッてね。ひ～。←思い出し恐怖
帰り道、まだウジ虫がいるので、そばに捨ててあった農薬の袋に残ってた薬をドブの水で溶いて、みんなでウジ虫の山にかけてやりました。うわぁ。
薬が効いたのかどうかは知りませんが、翌日にはウジ虫はいなくなっていましたとさ。おしまい。
今じゃできんな、多分。
大人になったら忘れてしまう、ブレイヴハートってヤツですか。田舎のガキってばすごい。