網戸
実家に帰ったら、パパンが網戸の張替えをしていた。
が、網戸の数に対して、張替え用のゴムが足らないらしい。
父「……おい、お前ゴムいくつ買うてきた？」
母「ひとつ」
父「アホか、足らんやろ。網戸こんにようけあんのに……なんでひとつしか買うてこなんだんや」
母「なんでやろ？」
僕「知らんがな！」
何故僕に訊く？！
僕が質問に質問で返すのは、母親の血らしいのを実感。
聞けば、ママンは毎年網戸を張り替えていたのだそうな。
僕も網戸張替えに挑戦、頑張って張り替えてみた。
網戸は張り替える物だって知らなかった僕、結構な重労働に驚いた。
数十分かかってようやく張り替えられたよ！
んで、苦労して張り替えた網戸を取り付けようと思ったらね。
母「あれ？ サイズが合わんがね」
うん、網戸が小さいんだね、なぜかね。
違う場所の網戸なのかと家中の窓にあてがってみたけどね、どれにも合わないんだね。
……どっから持ってきたんだよこの網戸？！
いまどき、網戸だけでこんなに盛り上がる家族も珍しいと思うんだ。