不満を。 真っ黒なものを。 マイナスの気持ちを。 こころの奥底へ押しやった。 言いたいことを全部飲み込んだから、言うことを聞いたように見せかけられる。 なにもなかったかのように、忘れたみたくに思わせられる。 だから、表面上は平静でいられる。 そこには、いつもどおりの笑顔。 実際は、こころのクローゼットへぎゅうぎゅうづめにして、鍵をかけただけだ。 ただひとつだけ、言えることは。 次に同じ内容で衝突したら、圧縮された僕の不満はほぼ間違いなく爆発する。 一瞬でこころのシャッターを閉め、そしてすべてを投げ出すだろ... Read More