言葉の力
言葉は、星の数ほどあるけれど。
ならば言葉を、夜空の星に例えてみましょう。
目をこらさないと見えないような星もあります、肉眼では見えないような星もあります。
そんな星に言葉を例えるならば、耳をすまさないと聞こえない言葉、あるいは聞こえないような遠くで交わされている言葉。
街の灯にかき消されてしまう星達、逆にその中でも輝く星達。
あふれる情報の波に飲まれ、流されていってしまった言葉の中には、とても大事なものもあったかもしれません。
夜空に星がなくなってしまったらなにかさみしく感じるように、あなたのこころに言葉がなにも残らないときは、やはり少しさみしく感じませんか……？
もし、あなたのこころに強く残る言葉があるならば、それは夜空の中でもひときわ輝いて見える一等星のように、近くて強い言葉なのだと思います。
近くであればあるほど、燃える温度が高ければ高いほど、星が輝いて見えるように。
しかし、近すぎて強すぎる言葉は、ときにあなたを傷つけることもあります。
太陽が燃えさかる恒星であるが故、人類が近づけないように。
言葉は思った以上の力を持っているんです。
……ダカラ、モット、考エテ言ッテホシカッタ、ノニ。