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元来無信心だった親戚の焼けた骨からは 第2頚骨は見つからなかった いつ見ても葬儀の光景はつらいものだ いくつもの死を見てきた以上 それと重ね合わせてしまう ……みんなこうだったろうかと 常々思う 僕が死んだとしても葬儀は要らない 墓石にこの名を刻む必要もない 骸があれば焼けばいい 焼け残った灰を空へ飛ばすだけでいい 僕がそこにいたという事実を どこにも残さないために ... Read More

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その親戚については僕は何も知らない ただ 伝え聞いた話では 楽をするために他人のものを奪い続けた人生なのだという しかし 人は無より生まれ無に帰すもの どれだけのものを奪い 富と名声を築き上げたとしても 死にゆくときは何も持っていけないのだから ... Read More

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個性の尊重 諦念 妥協 僕を縛る鎖は 少しだけ緩められた なくしたピアスはお金をためればまた買える でも ひとのこころは なくしてしまえば お金では買えないから ... Read More

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『役に立たないのなら、ここにいてもらわなくてもいい』 ……僕はやっぱり、いらない子なの? ガレージで涙を流す 家の中に入れば 何をするかわからないから 泣きながら繋いだ電話 「待ってろ いまからそっちにいくから」 ……本当にいいの? 遠いのに…… 東京にいたかみりは 僕を心配してこっちまできてくれた 無言で話を聞いてくれた 僕をちょっと元気にしてくれた ありがとう かみり 友達がいて本当によかった それだけが 唯一の救い ... Read More

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「代わりの役割を果たせる人はいても 代わりになる人はいませんよ。 同じことが出来ても違う人は同じ人ではありえないです。 だから大丈夫。(何が?)」 ……刺さった この言葉 強く記憶しよう 決して忘れないように ... Read More