葬儀

元来無信心だった親戚の焼けた骨からは
第2頚骨は見つからなかった

いつ見ても葬儀の光景はつらいものだ
いくつもの死を見てきた以上
それと重ね合わせてしまう
……みんなこうだったろうかと
常々思う
僕が死んだとしても葬儀は要らない
墓石にこの名を刻む必要もない
骸があれば焼けばいい
焼け残った灰を空へ飛ばすだけでいい
僕がそこにいたという事実を どこにも残さないために

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Posted by CINDY