メカニカルvsエキセントリック
お味噌がAな僕は、自分の希望を相手に伝えるのが下手なことが多い。
頭の中で思案中の状態が、そのままストレートに言葉になって出てしまうことが多いので、どこへ行っても僕は大抵変わり者扱いされている。
何言ってんだこいつは、と。空気も読めないしね！
僕のことをマッド、クレイジーとは言わないまでも、よく言って個性的、エキセントリックだなと思ってる人は多いと感じる。
そこにきて、ダンナーは結構な理系人間。エンジニア故か、日常生活からしてなんだかメカニカル。
会話はいつも簡潔に用件のみを言い切り、行動時は下調べをきちんと行い予め計画を立て、かつ無駄なく効率的となるようプランを最適化してから実行、普段から頭の記憶領域を有効に使うために、自分に興味がないことは記憶しない（意識しないようにすることで意図的に忘れる効果が発生するらしい、なんでも忘れる僕にはわからない世界だ）など、僕との言動差はかなりある。
従って、僕のように衝動的だったり論理的でない言動に対しては難色を示すことが多い。
例えば、ダンナーが買い出しに行く際、何がほしいか訊かれたとする。
僕は、牛乳の残りが少ないことに気がつくとしよう。
こういう時、なぜか僕は『牛乳買ってきて！』という言葉が、頭に思い浮かばない。
その言葉より先に『牛乳がもうなくなりそうかも』と、言ってしまうことが多い。
牛乳の残りが少ない、という情報が、それをもとにした処理を行う前にそのまま言葉になって口から出てしまう。
僕はまるで小学生だー´д`；
するとダンナーはいつも、まず、困った顔をして2秒弱沈黙。
その後「いや、そう言われても、俺には要るのか要らないのか判らんのだが？」と、曖昧な返答はしないように促す。
そこで僕は、ありゃしまった、と気がついて考え直し、牛乳ほしい。と言い直す。
「俺は超能力者ではないので、少ないとだけ言われても、どれくらい必要なのかがわからない。
少ない、のはわかったので、あとどれだけ必要か、を明示してほしい。
こちらが推測して買ってくることはできなくもないが、ただでさえ仕事で疲れているところへさらに気を遣うわけで、俺はますますしんどくなってしまう。
銘柄が希望のものではなかったり量が足りなかったり多すぎたりしたら無駄足になるし、その様子を見て多少なりとも機嫌を損ねるでしょ？
それじゃ誰もハッピーになれない。だったら、最初に要件を全て提示してくれ」
とのこと。
いつも買ってくるのは1リットル紙パック、残りが1/5切ったら足りないなと思ってるのは僕だけであって、ダンナーはそんなのわかんない、と。確かに。
こういうの、仕事で起きるとクソ面倒というのを、前の職場でアホほど体験してきたのになあ、僕。
これはもう、訓練しかないなあ。
中途半端な思考が口に出ないように訓練しないと、ダンナーの負担が増えてしまう。
ダンナーとの会話がうまくいかないと、他者との会話もうまくいくわけがない。
こう考えると、ダンナーは本当に忍耐強く僕に接してくれてるなと思う。
ダンナーは最近、あまりにもバカすぎる1500万円君のことを、適当に流すようにしているらしいし。
ああいう奴の相手は疲れるから、と。
僕も仕事でロジカルシンキングを勉強したはずなので、これ以上ダンナーを疲れさせないように、きちんと考えてから発言する癖を身につけたい＞_＜
ダンナーはこういうしょうもないところで神経をすり減らしたくないんだと思うから。
これ以上、ダンナーの負担になりたくない。