上書きすんなよ

例の同期が、交換機の設定表を壊したという話です。

結論から言うと、メチャクチャな設定を書き込んだ設定表を作成したんですな、同期は。
そこまでに至る経緯もお粗末です。
ウチの会社には、電話の交換機の設定表を作成してから交換機の設定を行うというルールがあります。
交換機の設定表は、最終更新時のものを雛形にして新しく作成するというルールもあります。
なぜならば、交換機の設定項目が数百にもおよび、イチから設定するのは時間もかかるしちゃんと設定できたか確認するのも大変なので、前回の設定内容を参照しながら設定していくのが一番楽で確実だからなんです。
設定前と設定後の違いをきちんと把握するだけでなく、万が一の設定ミスの際に迅速に手戻りができるようにしておく必要もあり、資料の整理が煩雑になってでも、設定表は上書き保存をしないんですね。
ですが……同期は、このルールをぜんぜん守りませんでした。
まず、前回の設定表を上書きしてしまいました。
この時点で上司の怒りゲージがかなり高まってます。
続いて、設定内容がめちゃくちゃ。業務内容をきちんと理解していないからだと推測されます。
この時点で上司の怒りゲージがMAXです。
挙句、現在使用している電話番号の設定まで破壊してしまっていたんです。
上司の怒りはついに臨界点を突破。
ついでに言うなら、上記の問題を起こしたのは、夜間設定作業を行う当日のことです。
ええ、週明けには上司の雷が落ちることでしょう。
このトラブルの余波を受け、新人さんは丸一日+大残業で交換機設定表の修復作業に追われていたんですね。

新人さんはこの他の点でも同期の尻拭いをいくつもさせられており、かなり怒っていました。
まず、電話の設定っていうものが発生するのは、電話相談窓口を新設するケースがほとんどを占めます。
ですから、電話番号を用意するところから始めないといけないんです。
NTTはお役所仕事ですから、電話番号の手配とかってものすごく遅いんですよ。こちらがいくら急いでるって言ってもNTTは絶対に急いでくれないんです。
だから、電話番号の手配は夜間作業をやるっていう以前にもう手配しておかなければいけないもので、番号が用意できたのを前提に夜間作業の計画を立てるべきなんですよ。
なのに、同期は電話番号を手配することすらほったらかしなんです。
仕事の段取りや手配の仕方知らないとは言わせないです、僕と一緒に研修を受けてるはずなんです。
電話番号の手配は誰がやったのか? それはもちろん、先輩と、その先輩から指示を受けた新人さんです。
そんでもって、先日の日記にもあったように、夜間作業が目前に迫ってても定時で帰っちゃってます。
前準備が滞りまくりなのに放ったらかしで定時退勤ですよ、ええ。僕が日記に書いたように、やることが山ほどあるのに、です。
今日はもう仕事がないって判断して帰っちゃったんですかね? いやいやいや、あまりにも仕事の内容理解してなさすぎでしょ、それ。
ええ、たしかに、火曜・木曜は定時退勤デーですよ? 残業すると上司が怒りますよ?
でも、いま残業をしないと後に響くってときは、上司はまったく怒らず、逆に快くOKを出してくれるんです。
この月~木は、残業してでも夜間作業の準備に専念すべきだったんですよ。電話の設定に失敗したら、金曜は徹夜になるだけでなく、土曜は電話が使えず業務がストップ、会社に損害が出ます。ごめんなさいと言って土曜にもう一度夜間作業をやればいいとか、そういう問題じゃすまされなくなります。
先輩や新人さんは残業してまで、同期がさっぱりやってない夜間準備の作業をやらされていたんです。
他にもですね、直近の夜間作業より、期限がだいぶ先に設定されているプロジェクトを優先しちゃったりしてたんですよ、同期は。
優先すべきはそこじゃないでしょ?って、新人さんが怒ってました。
新人さんでもわかるくらい優先順位が高い作業だってのに、どうしてほったらかすんだ、同期よ……。
同期の性格からして、地味な作業を地道に積み重ねて実績をあげるより、大きなプロジェクトを成功させたいタイプだなって感じはなんとなくしてたんですけどね。
地味な作業に見えるけれど、電話の設定は会社に大きな影響を与えるものなんだってことくらいは理解してほしかったです……軽視しちゃダメなんですよ、他人任せじゃダメなんですよ、そこは。

今回の件で、チーム内での同期の印象は最悪です。
僕だったらこれほどのミスをやらかしたら、会社に居辛くてしょうがないんですけど……。
もう本社に電話しただけで、険悪なムードなのがわかるんですよ。
僕、相当空気が読めない子なのに、僕がわかるくらい殺伐とした雰囲気とか、恐ろしすぎます。
別の支社の状況が心配でならなくて、支社が違ってても他人事とは思えない僕は思わず上司に電話しました。
違う支社にいるほぼ部外者状態の僕らから余計な心配をされ、状況からして自分だけでなく先輩ふたりと新人さんひとりを動員して後始末しなければならなかった上司の心情を思うと、上司のことが心配にすらなってきますもん。そりゃもう他人事とは思えないですよ。
上司は静かに「こうなることを先読みして手は打った」とおっしゃいました。ものっそい低いテンションで、おもっきしこわーい声でしたけど! 怖すぎてさらに安心できません!
新人さんは怒りつつも、隣の席の上司がどんどん不機嫌になっていく様に、どうやって流れ弾を回避しようか怯えてました。
ええ、僕も怖いです。月曜日に叱られないように、仕事の内容見直さないといけませんです。

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Posted by CINDY