聖遺物箱

ネット上をふらついていると、懐かしい人の名前が目に飛び込んだ。
……荒川瑞穂。
数年前、僕が彼女の「言葉」に初めて出会ったとき、彼女はまだ10代前半だった。
そんな若い頃から、彼女の「言葉」には不思議な力があった。
彼女の「言葉」との出会いが、その後の僕の生き方を大きく変えたのも事実(ほんとう)。
その、瑞穂さんの詩が読める!
そう思うが早いか、僕は本を注文していた。

そして本日、本が届く。
(f)orpoets special issue
そこに収録されていた瑞穂さんの詩。
見開き2ページに、瑞穂さんの世界が広がっている。
また、片目から涙が出る。
懐かしい「痛み」。
でもそれは、決してマイナスな「痛み」ではない。

あの日、彼女の「言葉」に、何度胸打たれたことか。力強い響きに、救われたことか。
いまはもう見ることも出来ない「言葉」たち。
恐ろしく低い僕の記憶力に、あの日の「衝撃」や「感動」が残っているのは、それだけ素晴らしい響きだったということ。
またそれを、今日も感じた。

もう一度お礼を言わなければ。

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Posted by CINDY