2002年3月

僕はきのこが大好き。お料理だってきのこいっぱい。まいたけしいたけえのきなめこしめじなどなどなど。 だけど、外国人ってきのこ食べるのかしらね？ 中国は食べると思うわよ。だって、フクロタケとか、珍しいきのことか食べてるもん。 僕が知ってる横文字のきのこって、マッシュルームとポルチーニ茸とエリンギだけなんですけど……。 「イタリア人は食べるんでない？」 なんで？ 「だって、某ヒゲオヤジがキノコ食ってパワーアップしてるじゃん」 では、蘇生にもきのこを使うということなのか？　そんでもって花を食って火を吐いたりする... Read More

僕は、集中を強制すると何故か寝てしまう。 最近の例を挙げるとプログラムの勉強中、わからないところにきたとたん、頭が重くなって寝てしまうというもの。そこは読み飛ばし、わかるところだけ作業すると別に眠くならない。しかし、わからない部分に差し掛かるとものの５分で頭が働かなくなってしまう。 前日に充分な睡眠とをる、眠気回避のため勉強中にコーヒーを飲んだり強力な眠気覚ましガムなどを噛んでも全く効果がない。昔からこの傾向はあって、コーヒーを飲んでも寝るものは寝る。しかも決まってここ一番の頑張りどころで眠くなる。よっ... Read More

今日は社長の指示で書類整理。といっても古いバインダから新しいバインダへ書類の山を綴じなおすだけなんだけど。 書類は、契約終了となった契約社員の書類だった。 書類に書かれた名前を見るたび、社長が懐かしそうに言う。 「ああ、○○ちゃんかぁ。 　いい子だったね、非常に真面目に働いていたよ」 「××！　コイツはなあぁ……。 　いや、まあ、なんというか」 「△△さんはね、□□くんの未来のお嫁さんなんだ。 　まあ、社内恋愛ってヤツだねえ」 ふうん、いろんな人がいたんだなあ。 ん？　これは部長？　なんで部長の書類がこ... Read More

僕は昔から女の子になんて生まれてこなければよかったとずっと思っていた。つい先日までその気持ちが消えなかったほどに、強く思っていた。 いまさらのように気づいたけれど、僕はきっと、男の子に生まれて、弟のように可愛がってもらいたかったんだと思う。祖父が死んで、その弟が死んで、弟を可愛がる人は父だけになった。でも、そのときすでに僕は中学３年になっていた。一番可愛がってほしかった頃は、とうに通り過ぎていた。この前後から、頻繁に家を空けるようになった。それからさらに10年過ぎても、僕は女の子らしくするのが嫌だった。... Read More

一番愛してほしかったときに愛情を充分に受けられなかったとしても、家族を捨てていいわけはない。なのに、僕のこころは家族を捨ててしまったらしい。いまでもあの人たちが自分の家族だという実感は、ない。ただ家族のように接してくれるから、僕はそれに合わせていただけだ。そのことについて話したとき、親は「単に甘えるのが下手なだけだ」と一蹴した。僕に我慢をしろと言ったのは、誰なんだ。ただ一度を除いてそれをずっと守ってきた僕は、いったいなんだったんだ。僕のこころの中で一番重い枷だったのは、他の誰のことでもない、自分の家族の... Read More