同人腐女子ハケーソ
４月から、３交代シフト制の現場になるらしいことを聞かされ、今をはずすと実家に帰れないと思った僕は、突如帰省を決意。
仕事が終わった後、その足で新幹線に乗り、帰省した。
新幹線に乗る前に、会社の近くでごはんを食べた。
そのとき、隣の席にやってきたふたり組のお姉さんが、同人女と丸わかりの社会人だった。もういいトシいったっていうか、僕と同年代か僕より上かな(僕もトシだからさ)。
化粧っ気のない、洒落っ気のない、メガネの女ふたり。
ひとりは大柄で僕が言うのもアレだけど結構太め。真っ黒で特に手入れされてない長い髪、ロングのフレアスカートで体型を隠してるんだけど、トータルデザインに全く気を遣ってないようで非常にダサく見えるというありがちなオタク女系。
もうひとりはかなりスリムな体型。短めの髪にカラーリングも部分パーマもしてるんだけどちょっと古臭く見えるヘアスタイルだったり、メガネのフレームを今風のものに替えれば随分お洒落に見えるのになーとかジーパンじゃなくてちゃんとしたボトムにすればもっと若々しく見えるのになーとか今一歩垢抜けてない印象を受ける几帳面そうなお姉さん。
まわりを気にしてなさ具合とかヒートアップ具合とか会話の内容からしてどう考えても健全なお姉さんではなかった。会話から判断するに職業も技術職みたいだった。ちなみに僕も技術職だ。
僕は同人の世界から離れつつあるんだけど、ハタからみてあのお姉さんたちみたいに見えるのかなあと思うとなんだかヘコんだ。
うう。お金がたまったらちょっとはお洒落に気を遣おうっと……。