『片づけられない女たち』

『片づけられない女たち』を読んだ。
僕は、僕であればいいらしい。
みんなに合わせようと、みんなと同じになろうとする努力は、もうやめた方がいいらしい。
自分を犠牲にしてまで無理を続ける必要なんか、ないらしい。
それよりも、欠陥の代わりに長所を見つけ、さらにそれを伸ばす努力をしたほうがいいんだそうだ。

でも、自分がダメな人間だという意識が消えるまで、あとどれくらいかかるんだろう?

僕の症状が深刻化したのは、社会人になってからだった。
それまでは天真爛漫に生きてきた僕だけど、社会に出た僕はすぐに壁にぶつかった。
そこから先は、失敗と不安と恐怖と自信喪失の連続だった。
いつの間にか、僕はとても小さくなっていた。
なんか、僕は生きてちゃいけないような気がして。
こんなにも能無しで役立たずで。

傷ついたときのあの痛みにおびえてひたすら防御し続けるよりも、痛みを受け入れて、前に進む。
それが、僕にはどんなに困難なことか。
なくした自信を、諦めた夢を、曇ってしまったこころを、本当にどうにかできるなら。

一生モノだからね。時間はかかるだろうね。
でも、なんかよくわかんないけど、焦ってるんだな、僕は。

ADHD

Posted by CINDY