夏は山火事

お姉さんはアメリカの大学に行ってた話は前にもチラッと書いたんだけど、その土地の気候というのがなんともすごい。
「山火事が日常茶飯事だったんですよ」
なんでもそこは一面砂礫と草原の山で構成された土地らしく、乾期になると数ヶ月間雨が一滴も降らないまま気温が40度以上はあたりまえに上がってしまう地域らしく、あまりの暑さに枯草が自然発火し、山火事になるんだそうだ。
「大学の窓から山火事が見えると、友達と『ああ、夏がきたね~』って話するんですよ」
なんちゅうとこや。
「一回、ヤバいくらい燃えちゃったこともあるんですけどね~。民家とかまで燃えちゃって。
 おいおい、こりゃちょっとまずいなあ、みたいな」
お姉さんくらい男気が溢れてるとちっとやそっとじゃ驚かないのね。
「それよりひどかったのは、エルニーニョによる大雨のときでしたよ。
 普段ちっとも雨が降らない地域なのに、ごうごうと大雨が降ってあたり一面海のようになっちゃって。
 それこそゴムボートが必要でしたよ」
うへえ。名古屋の大洪水も真っ青だね。
他には、がけっぷちに家を建てたらがけが崩れて家が海に落ちていく話とか。いいのかよ、そんなところに家なんか建てちゃって。
なんか、やっぱアメリカはスケールが違うなあと。

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Posted by CINDY