blue

思い出すんだ。ふとした時に。 自分の躯に対するコンプレックス全部、思い出したくもないのに。 それは、試着室の鏡の前で着られない服を見つめて悲しい思いをしていたり、お気に入りの服が着られなくなって落ち込む自分だったり。 豚だ不細工だと罵られている自分だったり、肌が悲しいぐらい荒れている自分だったり。 街行く女の子達のように、細身で何を着ても似合うようになりたい。 白くて綺麗で、つるつるとした素肌になりたい。 鏡に映る醜い自分は、嫌い。 嫌い、嫌い、嫌い。 ……でも、コンプレックスは、誰にでもあるものだから。... Read More