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僕の中の時間が、3月2日のままで止まっていた。マシンの中のデータがそれを物語る。 なんかちょっと、寂しくなった。 久しぶりのネットのわりにはログの流れはどこも遅めのようだった。 日本のネットってやっぱ死んでるのかも。 ゲーム方面の話題ではPS2がアツイか。あれは買おうかなと思っています。互換性があるから。 あとは……いつも通っていたサイトがいくつも閉鎖していた。 これはかなり残念だった。 雑誌への無断掲載は絶対しないで下さい、雑誌社の皆様。 御社の無断掲載が元で価値あるサイト達が消えていく姿をこれ以上見る... Read More

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少しお経に興味をもった。 まぁ、正信偈くらいなら暗唱できるのだが(ただし真宗大谷派(東)。本派本願寺(西)と高田派は無理)。 阿弥陀経の意味を知ると、なんか無性に覚えたくなってしまった。 それと、以前から覚えるつもりでいた般若心経。 いまのうちに覚えてしまおうか。 ひとは、死ぬ1~2年ほど前から行動が少し変わるというのは、どうやら本当のようだ。 故人はまるで急いでいるかのように多くのひとの世話を焼いて回っていたという。普段は滅多に訪れないところまで。 実姉に阿弥陀経を教えてくれと頼んでいたり、年賀状をお経... Read More

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式。 出棺のとき、再び棺が開けられる。 遺族が、親族が、親友達が、次々と花で棺を埋める。 術後の経過が思わしくなかったこともあってか、顔の形が少し変わってしまってはいたものの、故人は故人だった。 涙が、止めどもないほど溢れ出す。 『あまりにも早すぎる死』同席した誰もがそう思った。 火葬場に到着し、線香を棺に入れる。また、涙があふれてくるのがわかる。 重い扉が閉じられる。今生の別れを告げるとき。 そして、炉に火が入れられた。 ……綺麗に焼かれ、灰になった姿を見ると、一層物悲しく思えた。 わずか2時間で、灰と... Read More

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「これほど花が集まることはほとんどありませんよ。愛された方だったのですね……」 故人に手向けられた花の数が、つけられた法名が、故人の人徳を表していた。 それだけ、偉大な人だったのだ。 山と積まれた夜伽見舞の数々。御悔帳に綴られた多くの名前。通夜に参列する無数の人々。 誰もがあまりの突然な死に驚きながらも、故人の思い出話を口にする。 確かに、物をハッキリというこわいひとだったかもしれない。 でも、やさしいひとだった。他人の世話を焼くのが好きなひとだった。つきあいが広いひとだった。 兄弟からは認めてもらえなか... Read More

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電話はふたたび鳴った。 『前回もたいしたことなかったから、今回もきっと……』 その期待は、大きく裏切られる結果となった。 “あ と 1 時 間 も な い” 計器に示された数値は、ゆっくりとゼロに近づいていく。 もう、それを助ける術(すべ)は、ない。 ……生きている証さえも、数値で示される。 人間はやはり、限りなくデジタルな生き物なのだ。 そして、ついに計器は「0」を示した。 心臓マッサージをしても、やめたとたんに計器はまた0を示す。 “午 後 0 6 時 0 3 分 ” いのちの炎は、燃え尽きた。 切な... Read More